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2005年3月期連結決算
2005年3月期連結決算
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 デンソーは,2004年度(2004年4月~2005年3月)の連結決算を発表した(発表資料)。売上高は対前年度比9.3%増の2兆7999億円,営業利益は同13.4%増の2138億円となった。6期連続の増収増益で,売上高・営業利益ともに過去最高となった。売上高営業利益率も7.6%と前年同期から0.2ポイント高まった。

 売上高が増加した要因として挙げたのは,日系自動車メーカーの生産台数の増加,欧州やオーストラリア・アジア地域における売上増加などである。経常利益の増加に大きく貢献したのは,工場の稼働率の改善と合理化の努力である。マイナス要因としては,季節人員の増加や残業増加による労務費の増加,コモンフィルターやITS,横滑り防止装置などの次期製品への切り替えに伴う製品構成の変化,チェコやタイなどの海外拠点の立ち上げ費用などを挙げた。チェコでの設備費用は,米Ford Motor Co.からの大量受注により来期では大幅に回収できるという。

 製品別の売上高を見ると,カーナビなどのITS関連機器が大きく伸びた。対前年度比30.7%増の1209億円だった。そのほか構成比が高いものを見ていくと,熱機器が同4.3%増の9316億円,パワー・トレーン機器が同11.2%増の6461億円だった。熱機器の分野では,コンプレッサーやエアコンなどの世界シェアは約30%を誇る。

 今後,重点的に行う開発分野として,環境,安全,利便,快適の4つの分野を掲げた。環境分野ではハイブリッド車の部品,安全分野では各種センサ部品などの開発をさらに進めるという。また株主にとっての価値向上のため,配当は前期よりも8円増配し,年間32円とする。

 2006年3月期の予想は,売上高が対前年度比5.4%増の2兆9500億円,営業利益は同8.9%増の2330億円とし,来期も過去最高の増収増益を見込む。

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