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作田久男氏 日経マイクロデバイスが撮影。
作田久男氏 日経マイクロデバイスが撮影。
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 オムロンは2005年3月期(2004年4月~2005年3月:2004年度)の連結決算を発表した(ニュース・リリース)。売上高は対前年度比4.1%増の6086億円,営業利益は同9.2%増の561億円,税引き後の最終利益は同12.6%増の302億円だった。営業利益/最終利益とも前年度(2003年度)に続いて,過去最高を更新した。「3年度連続で増収増益」を達成したとする。

 2005年度(2005年4月~2006年3月)の見込みは以下の通りである。連結売上高は対前年度比2.7%増の6250億円,営業利益は同15.8%増の650億円,最終利益は同19.3%増の360億円を見込み,4年度連続で増収増益を目指す。「2005年4月の1日当たり受注高が対3月比で98%と好調である。年度末需要がある3月に比べて,例年4月の受注はかなり下がる。2%しか下がっていないのは,今年度も期待通り好調に推移する前触れ」(同社代表取締役社長の作田久男氏)とした。

 今年度伸びる製品として,同氏は自動車タイヤ向けのTPMS(tire pressure monitoring system)を挙げた。「昨年度までほぼ0だったものが,今年度から一気に立ち上がる」(同氏)。TPMSはタイヤに取り付けるセンサーと,センサーからのデータを無線で受け取るモジュールの二つからなるが,オムロンが2005年度に参入するのは後者。前者の市場に参入しない理由は述べなかったが,「両方作れる企業は世界に4社しかない」(同氏)と自信を示した。

 また同氏は利幅の大きい製品としては,成熟して競合がほとんどないものだとし,具体例として「リレー」を挙げた。ただし「成熟商品は次第に市場が縮小するので,新しい製品を開発する必要がある」(同氏)と続けた。その候補としてMEMSについてきいた。「MEMSは約15年間やってきた。2004年度の売上高は約40億円で,未だに赤字の事業である。ただし,日本が世界市場で戦うための数少ない技術という認識は変わらない。2007年度の売上高を100億円にするという目標を定めて,続けていく」(同氏)とした。

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