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三菱電機 専務執行役の佐藤行弘氏
三菱電機 専務執行役の佐藤行弘氏
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 三菱電機は,2004年度(2004年4月~2005年3月)の連結決算を発表した。同社の6つのセグメントにおいて営業利益が黒字に転換した。全セグメントが黒字となるのは9年ぶりという。売上高は対前年度比3%増の3兆4106億円,営業利益は同30%増の1206億円の増収増益だった。同社は,半導体事業の大部分をルネサス テクノロジに移管するなどして,事業の選択と集中を進めてきた。2003年度まではその分社化のために減収となっていた。2004年度についても一部に分社化の影響があり,その影響を除けば売上高は対前年度比4.5%増になるとしている。

 2003年度に46億円の赤字だった電子デバイス部門は,61億円の黒字に転換した。好調だったのはエアコンやハイブリッド車に向けたパワー半導体や,DVDレコーダ向けの赤色半導体レーザ素子。赤字の主因となっていたブラウン管については現在事業を収束させており,赤字の削減につながった。2005年度以降は影響がなくなるとしている。

 産業メカトロニクス部門の売上高は対前年度比10%増の7818億円,営業利益は同59億円増の723億円だった。FAシステム事業が堅調で,国内や中国でフラット・パネル・ディスプレイや半導体,自動車工場向けの工作機械などで需要が高かった。

 家庭電器部門は,売上高が対前年度比11%増の8664億円,営業利益は同63億円増の256億円だった。国内外でのエアコンが好調だった。国内では351リットル以上の大型冷蔵庫,DVDレコーダ,太陽光発電システムなどが好調だった。

 情報通信システム部門は,売上高が対前年度比10%減の6140億円,営業利益は同2億円減の2億円だった。携帯電話機などを中心に赤字になったとする。2005年4月には欧州の携帯電話機市場からの撤退を明らかにしている。

 三菱電機は2005年度(2005年4月~2006年3月)の業績予想も明らかにした。連結の売上高は対前年度比1%増の3兆4500億円,営業利益は同8%増の1300億円と見込む。

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