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質問に答える東芝 代表執行役専務の笠 貞純氏
質問に答える東芝 代表執行役専務の笠 貞純氏
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 東芝は2004年度(2004年4月~2005年3月)の連結決算を発表した。売上高は対前年度比5%増の5兆8361億円。営業利益は環境対策費などの支出によって同11%減の1548億円となったが,純利益は税負担の軽減などもあって同60%増の460億円に終わった。純利益の増加は3期連続。

 収益に最も貢献したのはAV機器やハード・ディスク装置(HDD)などを手掛けるデジタル・プロダクツ部門で,売上高は対前年度比11%増の2兆2242億円。営業利益は73億円で,前年度と比べて311億円改善した。損益については特にパソコンが大幅に改善し,前年度の474億円の赤字から,今年度は81億円の黒字に転換した。

 電子デバイス部門では液晶パネルが増収増益となった。損益については,高付加価値品の売り上げの伸張や生産性の向上により,前年度の63億円の赤字から今年度は135億円の黒字となった。ただし,半導体製品は減益に終わった。デジタル家電の在庫調整により,システムLSIの出荷が伸び悩んだほか,NAND型フラッシュEEPROMが想定外の価格下落に巻き込まれた。半導体の不振を液晶パネルで挽回できず,電子デバイス部門の営業利益は前年度から245億円減って925億円となった。

 2005年度の見通しは以下の通り。売上高は対前年度比3%増の6兆円。営業損益は同9.8%増の1700億円。純利益は19.5%増の550億円である。

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