PR
 TDKは,2005年3月期(2004年4月~2005年3月)の決算を発表した(PDF形式の発表資料)。売上高は対前年度比0.3%増の6578億5300万円,営業利益は同5.9%増の598億3000万円だった。記録メディアの赤字を電子部品の好調でカバーして,全体で増収増益の決算となった。

 電子素材部品部門の売上高は対前年度比4.9%増の5452億1400万円,営業利益は同15.0%増の675億2000万円となった。デジタル家電向け部品は全般に下期に需要が減退したが,上期の好調で相殺され,通期でみると売上げは前年から増加している。ハード・ディスク装置(HDD)用ヘッドは逆に,メーカー側の在庫調整があった上期に比べ,下期は在庫調整も一巡し,需要が増した。

 記録メディア・システムズ製品部門は,売上高が前年度から17.2%減少して1126億3900万円となった。営業損失は76億9000万円で,前年度の22億500万円の赤字からさらに悪化している。オーディオ・テープやビデオ・テープは市場が縮小しているため,減収となった。光メディアはDVDディスクの販売数量が伸びて増収となったものの,価格下落が著しく,利益率は下がっている。

 次期(2005年4月~2006年3月)は売上高6900億円(対前年度比4.9%増),営業利益670億円(同12.0%増)を見込む。同社はHDD市場が2005年度も2ケタの成長を続け,HDD用ヘッドの需要を押し上げると予測している。また,下期に受動部品の需要が回復すると予測する。一方,オーディオ/ビデオ・テープは減収が続き,光ディスクの増収ではカバーしきれないとみている。

■国内企業の最新の決算はこちらからご覧いただけます。