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 東芝は,2004年度決算発表の席で,キヤノンと共同開発を進めているSED(Surface-conduction Electron-emitter Display)が,同社の収益に「2005年度末まで貢献せず,売上高はゼロ」(同社代表執行役専務の笠貞純氏)の見通しであることを明らかにした。

 SEDは,キヤノンの平塚事業所内にパイロット・ラインを立ち上げ中であり,2005年8月から50型級,1920×1080画素のパネルを生産する計画である。2005年度中は「ひたすら研究開発費を投入するだけで,業績を議論できる状況ではない」(笠氏)と言う。東芝全体の研究開発費は2004年度の3480億円から2005年度には3740億円に増える見込みであり,その増加要因の中心となるのが「SEDと半導体」(同氏)とする。