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 小型メモリ・カード仕様の1つ「MultiMediaCard(MMC)」の推進団体である米MultiMediaCard Association(MMCA)は,携帯端末向けサービスの共通仕様を検討する団体である米Open Mobile Alliance Ltd.(OMA)との協力を始めた。狙いは,OMAが開発したDRM(digital rights management)技術「OMA DRM Ver. 2.0」に対応したMMCを開発することである(PDF形式の発表資料)。

 OMA DRM 2.0は,携帯端末におけるコンテンツ保護技術として広がりが期待されている仕様である(Tech-On!の関連記事1同関連記事2)。しかし,これまでは同仕様に対応した小型メモリ・カードはなかった。こうしたメモリ・カードがあれば「携帯電話機から別の携帯電話機にOMA DRM対応のコンテンツを移すときなどに役立つ」(MMCAのMarketing Committee担当Co-ChairmanであるVictor Tsai氏)。このほかにも,例えば携帯電話機からカー・ステレオといった違う種類の機器にコンテンツを移すことにもユーザーは興味を持っているとTsai氏は指摘する。2006年にはOMA DRM対応のコンテンツが本格的に普及すると見て,OMA DRM対応のMMCの仕様は2005年末までに固める計画である。

 MMCAは既に,2005年2月の「3GSM World Congress 2005」と3月の「CTIA Wireless 2005」で,MMCAは韓国Samsung Electronics Co., Ltd.が開発した技術をベースにしたOMA DRM対応MMCのデモを行っている。Tsai氏によると,Samsung社の技術が有力な標準案の1つになる。現在のOMA DRM仕様には,交換可能な媒体に適用しようとした場合に定義があいまいな部分もあるので,OMA側でこうした点の解決を検討するようだ。