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 米Seagate Technology LLC.と米Cornice Inc.との間で係争中だったハード・ディスク装置(HDD)に関連する特許紛争で両社は,裁判の終結まではCornice社における一部製品の製造を中止することで,部分的和解に至った(ニュース・リリース)。

 この特許係争が起きたのは2004年6月のこと(Tech-On!関連記事)。Seagate Technologies社は,同社が持つHDD技術の特許を侵害したとしてCornice社を米国デラウエア州連邦地方裁判所に提訴すると共に,米国際貿易委員会(ITC)にCornice社製品の出荷差し止めを求めた。

 発表資料で示された和解条件によると,地方裁判所での訴訟が決着するまでの間,Cornice社はITCへの申し立てに含まれる1.0Gバイト,1.5Gバイト,2.0Gバイトの各1インチ型HDDの製造を2005年5月31日までに取りやめる。これに伴い,Seagate社によるITCへの申し立ては凍結もしくは取り下げとなるもようだ。特許侵害に関する審議を地方裁判所に一本化することで,係争の簡素化を図る。ただし,Cornice社の新製品である3.0Gバイト品については,和解条件では何も触れていない。今回の製造中止は,同地方裁判所で判決が出る2006年6月まで継続するとみられる。

 両社によると,今回の和解は同地方裁判所で係争中の裁判や,Cornice社がSeagate社を反訴した裁判に影響を与えるものではないという。