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 米International Rectifier Corp.は2005会計年度第3四半期(2005年1~3月)の売上高が対前年同期比2.4%増の2億8190万米ドルだったと発表した(発表資料の日本語訳)。直前の四半期との比較では6%減となった。この減収について同社は,利幅の小さい汎用品からの撤退と民生・IT部門の季節的要因によるものと説明している。GAAP(米国一般会計原則)ベースの純利益は3560万米ドル(1株当たり0.48米ドル)で,前年同期から33.3%増加した。

 売上比率70%を占める「プロプラエタリ製品(自社で保有する特許に基づく付加価値の高い製品群)は,売上高が前年同期に対して19%増加した。受注は直前の四半期に比べて10%増加している。全受注に占める割合も,前年同期の66%に対して76%まで上昇した。高付加価値品の売上げが拡大したことで,同社の粗利益率は過去最高の44.4%に達している。

 次期の売上高は第3四半期とほぼ同水準(±4%程度)にとどまる見込み。粗利益率も横ばいになる見通しだ。同社CEOのAlex Lidow氏は,広域無線アクセス規格「WiMAX」準拠の通信装置が続々と開発されている事業環境に触れ(Tech-On!関連記事1),「WiMAXによってノート・パソコンやPDAなどの携帯機器の利便性が向上し,これらの製品の需要が伸びることを期待している。当社のノート・パソコン関連事業は第3四半期までの9カ月間の受注が対前年同期比90%増と急伸している。WiMAXは当社の事業に追い風になりそうだ」と今後の展望を語った。また,2005年1月に発表した粗利益率50%の目標について(Tech-On!関連記事2),「2006年6月までに達成できると信じている」と述べた。

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