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図1 5GHz帯無線LANの新旧の周波数規定
図1 5GHz帯無線LANの新旧の周波数規定
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 バッファローは,5GHz帯を使うIEEE802.11a規格に対応した無線LAN製品群を発売した(発表資料)。総務省の省令改正で5GHz帯無線LANの利用条件が5月半ばに変更される予定であることを踏まえたものである。新製品では,5GHz帯で最大8チャネル,合計で200MHzの帯域が利用可能になる。ただし,技術基準適合証明の取得はこれからで,出荷は同証明の取得後になる。

 総務省は次週(5月16日~5月20日)中にも5GHz帯無線LANの利用周波数に関する規定を大きく変更する(図1)。変更内容は,(1)5.2GHz帯(5.15GHz~5.25GHz)で規定されていた4チャネルの中心周波数をそれぞれ10MHzずらして欧米と同じにする,(2)屋内利用に限定して5.3GHz帯(5.25GHz~5.35GHz)を日本で利用可能にする,(3)新周波数に対応した無線LAN製品のアクセス・ポイントには,気象レーダの電波を検知した場合にそのチャネルの利用を動的に避ける「DFS(dynamic frequency selection)」機能の搭載を義務付ける,などの点である。

 新しい中心周波数に対応した5.2GHz帯無線LANと既存の製品との互換性はない。このため,バッファローは(1)の5.2GHz帯の中心周波数の変更に対して,既存の5.2GHz帯無線LAN製品のユーザーに,基地局用ファームウエアやクライアント機器用ドライバを無償で提供して新しい周波数規定に対応できるようにする。

 5.3GHz帯の追加については一部の法人向け製品に限り,有償のアップグレード・サービスで対応する。一般の消費者が5.3GHz帯を使うには新製品を購入する必要がある。こうした対応の違いは「5.2GHz帯無線LAN製品についてはファームウエア更新による5.3GHz帯への対応は認めない」(総務省)という方針による。