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 カシオ計算機の2004年度(2004年4月~2005年3月)決算は大幅な増益となった(PDF形式の発表資料)。営業利益が対前年度比42.0%増の390億4000万円,当期純利益は同51.9%増の215億3400万円である。売上高は同6.8%増の5590億600万円だった。パソコン向けWWWサイトを閲覧できる携帯電話機やデジタル・カメラの薄型機種など,付加価値の高い製品群が引き続き好調で,営業利益率が上昇した。

 デジタル・カメラの販売台数は370万台だった。下期の平均価格は2万5700円で,上期に対して11.4%下落したが,「市場全体の下げ幅に比べれば,小幅にとどめることができた。国内では市場シェアのトップ3に入っており,良い位置につけていると自負している」(同社広報)。ただし,「海外ではまだまだ」(同)としており,2005年度(2005年4月~2006年3月)は米国を中心とする海外市場での事業拡大を狙う。販売台数は通期で500万台,売上高は1150億円を目標に据える。平均販売価格は年間で15%程度下落すると予測している。

 TFT液晶パネルの売上高は対前年度比10.0%減の782億円だった。減収は秋口以降のセット・メーカー側の在庫調整によるものという。ただし,「第4四半期の落ち込みは,第3四半期に予測したほどひどくはなかった。どうやら底は打った。2005年度は,上期にただちに力強い回復があるとは言えないが,下期には本格的な需要回復があるとみている」(同社広報)と言う。今後は,デジタル・カメラのモニタ向けで市場シェア首位を維持しながら,携帯電話機向けの比率を拡大させたいとしている。

 なお,2005年度における同社全体の業績予想は,売上高が対前年度比3.8%増の5800億円,営業利益が同10.1%増の430億円,当期純利益は同6.8%増の230億円である。

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