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 「NTT東日本の単月のFTTH(fiber to the home)新規契約数が,ADSL(asymmetric digital subscriber line)を上回っている――」。NTT取締役の井上友二氏が,2005年5月10日に始まったWWW関連技術の専門会議「14th International World Wide Web Conference(WWW2005)」で直近のアクセス回線の動向を報告した。

 同氏の報告によると,NTT東日本のFTTHの新規契約数は増加傾向にあり,2005年3月単月では5万件を超えている。逆にADSLは2004年前半をピークに減少傾向にあり,2005年3月は2万件程度と,FTTHに大きく水をあけられた形である。

 同氏は,この理由としてFTTHの料金が低下し,一部ではADSLを下回っていることを挙げた。同社のADSLサービスのうち,47Mビット/秒のものは月額3060円で提供している。これに対してFTTH料金は,マンション居住者向けの共有型サービスながら2500円と設定している。伝送速度が1Gビット/秒のGE-PON(gigabit Ethernet-passive optical network)型サービスを始めたことも,FTTH貢献しているとした。

 さらに折り曲げたり,結んだりすることもできる光ファイバが実用化されたことで,敷設に要するコストが下がっていることも普及のペースを増していると報告した。現状では銅線に比べて3倍かかっているが,いずれ同程度になるだろうという見通しを示した。

NTT東日本のFTTHが急増。2005年は単月で5万契約を超えた
NTT東日本のFTTHが急増。2005年は単月で5万契約を超えた
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曲げたり,結んだりできる光ファイバの実用化もFTTHの普及を促進
曲げたり,結んだりできる光ファイバの実用化もFTTHの普及を促進
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