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 富士重工業は2004年度の連結決算の発表とあわせて、中期経営計画「FDRー1」の見直しを発表した。2002年から開始した同計画では、2006年度の連結販売台数を76万台を目標としていた。しかし2004年度時点での実績は、販売台数は58万2452台と、「当初計画に比べると1割あまりビハインド」(社長の竹中恭二氏)。米国ではピックアップトラックの「Baja」、国内では軽自動車の「R2」が想定していた台数よりも低く、さらに車種構成についても収益率の悪い車種が増えたという。さらには為替レートや資材の高騰なども重なった。当初の計画では2006年度の連結売り上げ高を1兆8400億円、営業利益1100億円としていたが、2004年度は売り上げ高1兆4465億円、営業利益420億円だ。「目標の営業利益に対して、現実は半分くらい」(竹中氏)。

 この原因として竹中社長が指摘したのが、商品構想の初期段階における需要見通しの誤り。たとえばR2は新しいコンセプトを追求したが、初期段階での市場ニーズの見極めが不十分なため、計画台数が達成できていないという。また原価低減についても部品費以外に、「開発コストのコントロールが甘さがあった」(竹中氏)。

図◎2005年に米国で発売するミニバン「B9トライベッカ」。米国で生産し、各国に輸出する。