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 東芝と米Microsoft Corp.は,デジタル家電技術とパソコン技術の特許について,2005年4月末にクロスライセンス契約を結んだことを明らかにした。Microsoft社は2003年末,原則的に自社が保有するすべての知的財産をライセンス供与の対象にする方針を明らかにしている(Tech-On!関連記事日経エレクトロニクス関連記事)。今までに電機メーカーのドイツSiemens AGや通信機器メーカーの米Cisco Systems,Inc.とライセンス契約を結んでいたが,日本の機器メーカーと同規模のクロスライセンス契約を結ぶのは初めて。

 東芝がMicrosoft社に提供するのは,映像分野についてのハードウエア,ソフトウエアに関する特許の一部。映像の画質を高める映像処理技術などを含むもようだ。Microsoft社が今後開発するホーム・サーバやゲーム機などの分野で,東芝の映像処理技術を応用できる可能性がある。

 一方,Microsoft社が東芝に提供するのは「コンピュータに関連する技術」(Microsoft社)で,それ以上の詳細は明らかではない。東芝は,Microsoft社の技術を使うことで「デジタル家電のソフトウエア開発の効率を高めることができる」(東芝 広報部)とする。パソコンとデジタル家電との連携機能や,インターネット通信機能などにMicrosoft社の技術を利用するものとみられる。