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「香り発生装置」

デモンストレーションでは,2005年ミス日本グランプリ久米里紗さんが「幸せの香り」を体験
 インターネットを通じて香りを伝える———。NTTコミュニケーションズは,OCNブロードバンド・コンテンツに連動した「香り配信サービス」を開始した。同サービスの第1弾として,日本アロマコーディネーター協会との協力の下,WWWサイト「アロマコミュニケーション」を通じて,香りを学べる講座を提供する。香りを発生させる装置や精油,教材,OCN契約などをセットにした商品を7万3500円(税込み)で販売する。

 香り発生の仕組みは,インターネットに接続したパソコンに「香り発生装置」を接続,インターネットからダウンロードした香りのレシピに従って,同装置で精油を調合し,香りを発生させるというもの。装置に取り付けた電磁弁の開閉頻度で香りを調整する。2004年12月~2005年1月に新宿ビックカメラで実証実験を行った結果,アンケートに回答した190人のうち9割が「操作が簡単」と答えるなど,好評だったため,今回の実用化に踏み切ったという。

 ただし,このときのアンケートで回答の8割を占めた「装置の価格は1万円以下が妥当」との意見には,まだ応えられていない。「香りについては,RGB3色でさまざまな色を表すようにはいかない。難しさも感じている。廉価版ができれば,一般のアロマやお香のファンにも装置を売り出したいが,現時点では単体での販売の予定はない」(NTTコミュニケーションズ コンシューマ&オフィス事業部の早川哲司氏)とする。今後,装置価格を低減し,このサービスを一般世帯に拡大できれば,「夜の間にパソコン上でタイマーをセットしておき,朝,目覚まし代わりに好みの香りを寝室に充満させる」といった用途も可能になるとする。

 今回のサービスに関して,NTTコミュニケーションズにはすでにテレビ局や玩具メーカー,製薬会社など50社近くからの引き合いがあり,それらの企業との共同サービスを展開することも検討しているという。同社は,香りだけではなく,今後は「触覚」や「味覚」といった感覚をインターネットを通じて伝えるサービスを検討していく予定である。例えば,「触覚」については,ゲーム機や動画再生機にグローブを接続し,グローブをはめたユーザーに振動や衝撃を伝えて場面に応じた臨場感を与えるといったサービスの検討をすでに始めているとする。「味覚」については,安全性の観点から課題も多く,「触覚」よりも実用化は先になる見通しだ。