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 スウェーデンEricsson社は,航空機に搭載可能な携帯電話機の基地局を開発したことを,2005年6月13日に始まった「46th International Paris Air Show(第46回パリ航空ショー)」で発表した。現時点では詳細を明らかにしていないが,早ければ2005年内にも出荷するという(発表資料)。

 同社が開発したのは,航空機の機内に設置するタイプの,GSM方式の無線基地局「RBS 2708」。同社の無線基地局「RBS 2000シリーズ」の一環として提供する。通信事業者は,RBS 2708を他のRBS 2000シリーズの基地局と同様に管理できる。これにより,航空機への基地局の設置・管理にかかる負担を抑えられるとする。1基のRBS 2708につき,60回線の同時通話が可能になる。航空機と地上との通信には通信衛星を使用する。

 航空機内での携帯電話機の使用は,運航に用いる計器への影響を懸念して,航空会社や各国政府の規制当局が一律に禁止しているのが現状だ。Ericsson社は今回の製品について,規制当局と話し合いながら,航空機メーカーと共同開発しているという。規制緩和の内容について当局の意見を製品に採り入れ,早期の実用化を目指しているようだ。