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 ロンドン,ヒューストン,シンガポールに拠点を持つICIS-LOR社の世界DRAM価格調査によると,アジアのスポット市場における256MバイトDIMM(Dual Inline Memory Module)の2005年6月3日までの30日間(5月5日~6月3日)移動平均価格は,PC2100が21.00米ドル,PC2700は43.75米ドルになった。同様に512MバイトDIMMは,PC2100が39.80米ドル,PC2700が40.65米ドル,PC3200が41.39米ドルだった。前週(5月27日までの30日間移動平均)と比べると,256MバイトDIMMのPC2100とPC2700は変わらず,512MバイトのPC2100は-0.27%,PC2700は-0.59%,PC3200は-1.07%だった。

 アジアと北米のスポット市場ではDIMMの30日間移動平均価格の下落が続いたが,欧州では256Mバイトと512Mバイトがともに上昇に転じた。世界全体のパソコン出荷台数は好調だが,インドやブラジルなど,いわゆるBRICsでは,パソコン・メーカーはパソコンの価格を低く抑えるためにメモリ搭載量を128Mバイトに抑える場合が多い。また,先進国でもパソコンのローエンド製品の販売比率が上がっていることで,パソコンの出荷台数ほどにはDRAM需要が増えていないとの見方は根強い。欧州のスポット価格の上昇が本格的な需要の回復を示しているのか,それとも一時的な調達の拡大の影響なのかを判断するにはもう少し様子を見る必要があるだろう。



表●DRAM代表品種の2005年6月3日までの30日間(5月5日~6月3日)移動平均価格(ICIS-LOR社調べ)
品種 地域 30日間移動
平均価格
(米ドル)
対前週比(注)
512MバイトDIMM
(PC3200)

北米

40.76

-1.39%

欧州

38.98

+0.65%

アジア

41.39

-1.07%

注)対前週比は2005年4月28日~5月27日の30日間移動平均価格との比。

地域別のDIMM(512Mバイト品,PC3200)価格の推移(~2005年6月3日,ICIS-LOR社調べ)