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 2005年5月の民生用電子機器の出荷金額は対前年同期比7.0%増の1629億円で,18カ月続けて前年実績を上回った。電子情報技術産業協会(JEITA)が発表したもの。このうち,音声機器の出荷金額は,5年3カ月ぶりに前年実績を6.2%上回って150億円となった。フラッシュEEPROMを記録媒体に用いる携帯型音楽プレーヤの伸びがCDプレーヤやMDプレーヤの落ち込みをカバーした。映像機器は対前年同期比5.1%増の966億円,車載機器は同10.9%増の513億円だった。

 音声機器では,この統計に含まれる品目に限れば,ICレコーダが前年から2割程度,出荷台数を伸ばした。それ以外の品目は軒並み,前年と同等か減少となっている。特にCDプレーヤやMDプレーヤは落ち込みが大きく,出荷台数は前年実績の6割程度となった。なお,フラッシュEEPROMやHDDを記録媒体に使う携帯型音楽プレーヤについては,音声機器全体の出荷金額に含まれてはいるものの,月ごとの出荷台数をJEITAは公表していない。

液晶テレビがCRTテレビを上回る

 映像機器では,液晶テレビが対前年同期比74.9%増の29万1000台と好調に出荷を伸ばした。特にBSチューナ内蔵タイプが人気で,同180.2%増の14万2000台となっている。PDPテレビは同17.4%増の2万9000台,このうち2万8000台までがBSチューナ内蔵タイプで,伸び率は32.2%だった。カラー・テレビの出荷比率は,液晶テレビが約52%,CRTテレビが約43%,PDPテレビが約5%で,液晶テレビの出荷台数が初めてCRTテレビを上回った。

CRTテレビ,液晶テレビの出荷台数と液晶テレビがカラー・テレビ全体に占める出荷比率の推移(2003年11月~2005年5月)

 車載機器では,カーナビや車載DVDプレーヤが好調を維持している。カーナビの出荷台数が対前年同期比16.2%増の30万9000台,車載テレビが同11.1%増の9万4000台,車載DVDプレーヤが同63.5%増の1万9000台だった。