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 国内の携帯電話事業者4社(NTTドコモ,KDDI,ツーカーセルラー東京,ボーダフォン)が,「事業者共同中継装置(ブースター)」を共同開発,2005年6月27日から申込を受け付け,地下街やビル内の飲食店などに設置を始める。

 今回の共同開発の背景にあるのは,電波免許を取得していないブースターによるトラブル。特に都市の繁華街では,免許のないブースターの発する電波が携帯電話の基地局に妨害を与え,携帯電話が使用できなくなる事例が多発していたという。電波障害による通信エラーがあった箇所を,通信事業者が自動検知システムで収集した結果,こうしたブースターの存在が浮かび上がってきた。

 これらのブースターは,顧客の利便性を上げるためにビルや飲食店のオーナーらが自主的に設置したものである。屋外に設置したアンテナから専用のケーブルとモデムを経由して屋内に引き込み,屋内専用のアンテナにつなぐ。今回は,「室内でも室外と同じように通話,通信したい」という携帯電話ユーザーからの要求を満たしつつ,安定した通信環境を維持するために事業者自身が立ち上がったものだ。2002年くらいから検討を始めていたため,今回の共同ブースターでは800MHz帯と1.5GHz帯を使うサービスが対象となる。NTTドコモやボーダフォンの第3世代移動体通信(3G)サービスは対象外だ。

 中継増幅器の大きさは幅380mm×高さ250mm×厚さ300mmで重さは約26kg,アンテナは,屋内外用共に外径200mm×高さ80mm重さ0.5kg以下。