PR

 米Microsoft Corp.は,日本における産学連携を推進する組織としてマイクロソフト産学連携研究機構(IJARC:Microsoft Institute for Japanese Academic Research Collaboration)を2005年7月1日に設立する。Microsoft社と大学が協力し,先進技術や日本の市場の要求に見合ったテーマを選択し,研究の推進および研究者の育成を図る。

 研究テーマを選定する組織「アカデミックアドバイザリーコミッティ」のディレクターとして,東京大学 大学院情報学環 教授の池内克史氏が就いた。委員会メンバーは,大阪大学 大学院情報科学研究科長 教授の西尾章治郎氏,慶應義塾大学 政策・メディア研究科委員長・環境情報学部 教授の徳田英幸氏,京都大学 大学院情報学研究科 教授の湯淺太一氏,東京工業大学 大学院情報理工学研究科 教授の古井貞煕氏,東京大学 大学院情報理工学系研究科 教授の米澤明憲氏,早稲田大学 副総長で理工学術院 教授の村岡洋一氏である。

 IJARCの最初のテーマは「ユビキタス・マルチモーダル・ユーザー・インタフェース」。マルチモーダルは,音声認識や自然言語処理などさまざまなコミュニケーション手段を指す用語で,キーボードやマウスに代わる入力手段として取り上げられることが多い。このテーマに基づき,グラフィックス分野の研究を進める東京大学 大学院新領域創成科学研究科 教授の相澤清晴氏,ユーザー・インタフェース教授の東京大学 大学院情報理工学系研究科 五十嵐健夫氏,自然言語処理の東京大学 大学院情報理工学系研究科 教授の辻井潤一氏の研究を支援対象として選出した。マイクロソフトは「マルチモーダルは,今後の高齢化社会に不可欠な技術。ロボット,知的サービス環境,ITSなどで応用できる」と紹介した。