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 米Blue7 Communications,Inc.は,広帯域を利用する無線技術「UWB(Ultra Wideband)」のデータ伝送距離を2倍に延ばす技術を開発,一部の顧客に向けた動作デモを開始した( ホームページ )。データ伝送速度が106.7Mビット/秒における伝送距離を,従来の約10mから20mに延長できる。送信出力は−41.3dBm/MHz以下で,米FCCの送信出力規定値を満たす。2005年秋から,対応チップセットや評価用キットの提供を開始する予定。

 同社はこれまでに,UWB向けチップセット「Windeo」を発表している( 関連記事 )。このRFトランシーバICなどに改良を加え,長距離伝送を可能にしている。同社は詳細の公表を控えているが,MIMO(multi input multi output)技術などと組み合わせている可能性もある。同社が社内で行なっている実演では,壁をはさんで10mほど離れているテレビ受像機に,メディア・サーバ機に格納した動画コンテンツを無線伝送した。部屋の中を複数の人間が行き交っても,画像の乱れなどは生じないとする。同社によれば,その際のデータ伝送速度は100Mビット/秒以上を確保できているとし,さらに伝送距離を2倍以上に高めることができると主張する。

 同社のUWBの伝送方式にはマルチバンドOFDM方式を使っており,同方式を用いるWireless USBへの適用も目指す。なおRFトランシーバICとベースバンド処理LSIはどちらもCMOS技術で製造する予定。