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 ドイツBosch社は2005年6月上旬に開かれたプレスカンファレンスで、センサや横滑り防止装置を利用した安全支援システムを開発していることを発表した。駐車支援システムやクルーズコントロールに使うセンサを使い、車両の安全性をさらに高めることも検討しているという。

図1◎車両の周辺は超音波で、前方はビデオカメラなどで検知する。

 開発中の駐車支援システムでは、車両側面に取り付けた超音波センサにより駐車スペースの奥行きと幅を測り、必要なハンドル操作量をドライバーに伝える。2007年に生産開始の予定だが、さらに進化した仕様では電動パワーステアリングと連携し、ハンドル操作も自動化する。2003年発表のトヨタ自動車「プリウス」はすでに駐車の自動支援を実現しているが、超音波センサとは連携していなかった。

 ACC(Adaptive Cruise Control)をベースに機能追加した「ACCplus」では、30km/h以下の低速域でも作動し、必要であれば完全に停止するまで自動的にブレーキをかける。前方車両が再発進した場合、ドライバーには音と光で警告する。停止状態から再加速するには、ドライバーがアクセルペダルを操作するか、ハンドル上のACCスイッチを押す必要がある。ACCplusは2006年から量産化する予定。

 近い将来の運転支援システムでは、ビデオカメラが重要な役割を担うという。Bosch社は現在、フロントに装着したビデオカメラで車線認識するシステムを開発中だ。カメラを使って車線の位置と、車両の進路を識別して、車両がコースから外れた場合に警告する。また夜間にはビデオカメラで交通標識や道路上の障害物、他の車両も認識して、夜間の視認性向上に役立てる。

図2◎超音波を利用した駐車アシスト機構と、低速でも利用できるクルーズコントロール。

図3◎ビデオカメラを車線認識とナイトビューに使う。