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運動教室のデモンストレーションの様子
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介護予防システム
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 「心が動けば体も動く。介護にはブロードバンドの双方向性が役に立つ」(テルウェル西日本 常務取締役 木村勝美氏)。NTTグループ6社は,映像ストリーミング機能や多地点テレビ会議機能を組み合わせた介護予防システムを開発した。2005年7月末に国内2カ所で実証実験を開始し,2005年秋から自治体や介護事業者向けにシステムを販売する。介護予防の対象となる高齢者は国内に270万人おり,大きな市場になると期待を示した。

 NTTらが開発した介護予防システムが提供するのは,遠隔運動教室や食事メニュー,通信対面面談である。例えば運動教室の場合には,インターネットを介して介護施設やユーザーの自宅などを結び,指導映像とともに複数の拠点の映像を映し出す。ユーザーが遠隔地の仲間の様子を確認したり,運動教室の前後に仲間と映像を通じてコミュニケーションしたりすることで,孤独感を減らすなどの効果が期待できるという。
 在宅でサービスを受けるには,ADSLやFTTHなどのブロードバンド環境とパソコン,Webカメラなどのほかに,月に数千円程度のサービス料が必要になる。

 介護事業者であるテルウェル西日本が期待するのは,心の交流を促進する技術という。「ブロードバンドの双方向性を利用したサービスを提供できる介護事業者はほかになく,大きな強みになる。今後は,現在の双方向性をさらに発展させた機能を期待したい」(テルウェル西日本の木村氏)とした。

 介護予防システムの実証実験は,テルウェル東日本,テルウェル西日本,NTT東日本,NTT西日本,NTTコミュニケーションズ,NTTが共同で実施する。テルウェル東西が介護施設やスタッフの派遣を,NTT東西とNTTコミュニケーションズがブロードバンド回線やシステムなどを,NTTが基盤技術開発を担当する。2005年7月末にテルウェル西日本のケアポート松原(名古屋)とケアポート八幡(静岡)の2拠点に,2005年秋にテルウェル東日本の介護予防センター(世田谷区)に介護予防システムを設置する。