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フルカラーの電子書籍端末の特徴
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電子書籍を表示した場合
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静止画を表示した場合
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端末の全体
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 松下電器産業は写真も閲覧できるフルカラーの電子書籍端末の試作品を,東京で2005年7月7日~7月10日まで開催された「デジタルパブリッシングフェア2005」で展示した。展示品は5.6インチ型,XGA 表示のTFT液晶の画面を1つ備える。精細度は約210ppiである。

 同社従来品「ΣBOOK」は,モノクロの記憶型の7.2インチ型,XGAの液晶画面を2つ備えていた。画面が1つになったことにより,従来品よりも小型化,軽量化され,大きさと重さ共にA6サイズの文庫本と同程度となる。バッテリーは従来の単3形の乾電池2本から、Liイオン2次電池へと変わっている。製品化に向け1回の充電で6時間~7時間以上の駆動時間を目指す。発売時期は未定とするが,2006年7月には製品版を発表,価格は従来品と同程度の4万円弱にしたいとする。

 新型端末は小型化と軽量化を図るために画面を従来品の2画面から1画面に減らしたほか,操作用のボタンを省いている。そのため,新端末用に向けて新しい独自のユーザ・インタフェースを開発中で,携帯電話機やPDA,小型のゲーム機とは全く異なるものだという。「本体に操作用のボタンが無いからといってタッチパネルを用いる訳ではない。本のめくる感覚を得られるようなものを目指している」(同社説明員)。

 この新端末では,動画の再生機能の導入も考えており,再生可能な符号化形式は現在検討中。この動画再生機能を用いれば,例えば絵が動く絵本など電子書籍ならではのコンテンツを楽しめるようになるという。このほか音声や音楽の再生もでき,文書と音声を一緒にした朗読本などのコンテンツも提供する予定である。静止画では新たにJPEG対応する。

 コンテンツはSDメモリーカードに収める。このコンテンツ・データの読み書きは端末本体に1つ備えるUSBポートを介して行う。なお,今回の展示品が表示していたコンテンツ・データはパソコンからの転送したデータを表示しており,動画の再生はしていなかった。