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 サンケン電気は,米国のアナログ半導体製造会社であるPolarFab, LLC.を買収した(発表資料)。買収金額は8300万米ドル(約90億円)。2005年7月11日,米国にて買収手続きを完了した。PolarFab社は今後,サンケン電気の完全子会社「Polar Semiconductor, Inc.」として,アナログ半導体の製造事業を続ける。

 サンケン電気は,今回の買収の目的や決め手を以下のように説明する。(1)今後,成長が見込めるパワー半導体事業において必要となる0.35μmプロセス技術を取得することにより,新製品・新市場の展開を目指すとともに,8インチ化による製品競争力の強化を図る。(2)サンケン電気とその米国子会社Allegro MicroSystems, Inc.における前工程生産能力の増強を行う。(3)PolarFab社では従来からAllegro社の委託生産を請け負っていたことから,比較的,短かい期間,少ない投資額でサンケン電気グループの新しい製造ラインを立ち上げることが可能である。

 今後はサンケン電気のパワー半導体向け製造プロセスをPolar Semiconductor社に移植して8インチ・ウエハーによる量産体制を早期に立ち上げていくとともに,Polar Semiconductor社の技術を利用して次世代半導体デバイスを開発する。