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 米Twentieth Century Fox社は,同社が保有するコンテンツをBlu-ray Disc規格で発売することを正式に表明した。同社はBlu-ray Disc Association(BDA)の最高意志決定機関であるBoard of Directorsのメンバーだが,今までBlu-ray DiscHD DVDのいずれの規格にコンテンツを提供するか,立場を明確にしていなかった。

AACSに続く新コピー防止技術の採用が決め手か

 同社がBlu-ray Discへの支持を表明した背景には,Fox社が提案していたコピー防止技術の採用を,BDAがほぼ内定したことがあるとみられる。この新技術は,米Cryptography Research, Inc.が持つコピー防止方式の更新技術を基に,BDA内で改良を加えた技術とみられる。実際Fox社は,Blu-ray Discへのコンテンツ共有を決定した理由として,「Blu-ray Disc陣営がrenewable securityを含むコピー防止技術を採用したこと」を挙げている。

 一方HD DVD陣営は,同日付のニュース・リリースの中で,Fox社の発表に対して「HD DVDもBlu-ray Discと同等の安全性を提供している」と反論している。

Blu-ray Discと HD DVDの勢力は均衡

 Fox社は,映画では「エイリアン」シリーズや「ダイ・ハード」シリーズ,テレビでは「24」「X-ファイル」といった人気コンテンツを有する。Fox社の子会社である米Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC.が,Blu-ray Disc機器の発売と同時に人気タイトルをリリースするという。

 今回の発表により,ハリウッド大手のうちBlu-ray Discを支持するのはFox社と米The Walt Disney Co.,,そしてソニー傘下である米Sony Pictures Entertainment,Incと米Metro-Goldwyn-Mayer Studios Inc.の4社となった。一方HD DVDを支持するのは米Time Warner,Inc.と米Universal Studios,Inc.,米Paramount Pictures Corp.の3社である。