エスアイアイ・マイクロパーツは,PbやHgを使用しないボタン型酸化銀電池を開発した。今回,Pb/Hgフリー化ができたのは主に,集電体の表面処理の工夫,耐腐食性を高めたZn合金の採用,Znの反応を抑える腐食抑制剤の使用,といった工夫による。その結果,PbやHg を使わなくてもH 2 の発生を抑制でき,電池内部の電解液が漏れにくくなったという。現行のボタン型酸化銀電池でPbやHgが使われているのは,負極活物質であるZnが電解液によって腐食・溶解してH 2 が発生するのを防ぐためである。H 2 が発生すると,電池内部の圧力が上がり,電池の膨らみや液漏れの原因となる。
この記事は会員登録で続きをご覧いただけます
-
会員の方はこちら
ログイン -
登録するとマイページが使えます
今すぐ会員登録(無料)
日経クロステック登録会員になると…
・新着が分かるメールマガジンが届く
・キーワード登録、連載フォローが便利
さらに、有料会員に申し込むとすべての記事が読み放題に!
【SE応援割開始】月額プランは8月末まで無料
>>詳しくは
日経クロステックからのお薦め
「デジタル&ソリューション」をキーワードに、多様な事業を展開しています。
日経BPは、デジタル部門や編集職、営業職・販売職でキャリア採用を実施しています。デジタル部門では、データ活用、Webシステムの開発・運用、決済システムのエンジニアを募集中。詳細は下のリンクからご覧下さい。