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 ルネサス テクノロジは,1000BASE-Tなど伝送速度が1Gビット/秒のEthernetや,無線LANなどに対応した32ビットのRISC型マイクロプロセサ「SH7763」を開発した。デジタル家電向けの機能として,MPEG-2のトランスポート・ストリーム(TS)信号を高速転送できるストリーム・インタフェースを2チャネル分,また動画データの著作権などを保護する暗号化のための専用IPコアなどを搭載する。2005年10月にサンプル出荷を開始する。サンプル価格は,1個3570円。

 SH7763は,同社の32ビットRISC型プロセサのSuperHファミリで,最上位のCPUコア「SH-4A」を搭載する。動作周波数は最大266MHz,演算速度は最大1.9GFLOPSと,デジタル家電向けの通信コントローラとしては非常に高速である。

 ギガビットEthernet(GbE)用のGMII(gigabit media independent interface)とRMII(reduced media independent interface)の両方に対応したGbEコントローラ,および32ビット幅のPCIバス・コントローラを内蔵した。これで,GbEのほか,無線LAN用チップセットと容易に接続できる,とする。同社製マイコンとして初めて,GビットEthernetコントローラ回路を集積した。外部メモリ用には,DDR-SDRAMメモリ・コントローラを搭載した。DDR-SDRAMを32ビット・バス幅で接続できる。

 対応する暗号アルゴリズムは,DES,3DES,AES。認証用のハッシュ関数は,MD5とSHA-1を用意した。

 パッケージは449ピンBGA。寸法は,21mm角である。安価な4層基板に実装できるように,電源の端子配置などを最適化した。電源電圧は,+3.3V(外部),+2.5V(DDR-SDRAMインタフェース)などである。