PR
「SIGGRAPH 2005」で話す米Lucasfilm Ltd.,ChairmanのGeorge Lucas氏
「SIGGRAPH 2005」で話す米Lucasfilm Ltd.,ChairmanのGeorge Lucas氏
[画像のクリックで拡大表示]

 米国ロサンゼルス市で7月31日~8月4日にかけて開催されているコンピュータ・グラフィックス技術の会議「SIGGRAPH 2005」で,「STAR WARS」の生みの親であるGeorge Lucas氏が基調講演を行った。SIGGRAHに集まったコンピュータ・グラフィックスのアーティストや技術者に向かって,デジタル・アートは今までの美術史上でも大きな動きであると位置付け,「デジタル・アートこそ21世紀のアートだ」と宣言した。

 「エピソード3 シスの復讐」でSTAR WARSシリーズを完結した同氏は,今後の企画に言及し,テレビ番組の制作に力を入れると述べた。テレビ番組の制作コストを抑えることを目指すという。具体的なメーカー名などは挙げなかったが「市販されている一般消費者向けのビデオ・カメラでテレビ番組を制作するつもりだ」と語った。30年以上にわたって映像の品質にこだわり続けてきたLucas氏がこうした発言をする背景には,HDTV対応の民生用ビデオ・カメラが,プロ向け顔負けの品質を備えるようになってきたことがあるとみられる。

映画制作をもっと簡単に


 Lucasfilm社と関連企業は,世界最初のデジタル・ノンリニア編集システム「EditDroid」やデジタル音声編集システム「AudioDroid」など,これまで無数の技術革新を生み出してきた。今後の映画制作技術について,こうした編集システムのユーザー・インタフェースをもっと使いやすくしたいと主張した。「映画を制作する技術を,一般の人の手に届くようにしたい」(Lucas氏)。

Phil Keys=シリコンバレー支局

※日経エレクトロニクス8月15日号にGeorge Lucas氏のインタビュー”Going into Television”を掲載いたします。