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 日立金属の生産子会社である日立メタルプレシジョン(本社東京)は,ロストワックス鋳造品の製造拠点としてタイに「HMP(Thailand)社」を設立すると発表した。顧客である国内メーカーのタイ進出に追随するとともに,東南アジアメーカーの競合メーカーの低価格品に対抗して価格競争力を維持するのが狙い。自動車関連部品や建築関連部品,産業機械向けの中・低級品を中心に,HMPへ生産を移管する。

 一方,今後拡大が見込まれるターボチャージャ関連部品や,エネルギープラント向けのガスタービン関連部品,メタル・インジェクション・モールド製品などの高級品は国内の安来工場(島根県安来市)で製造する。

 HMPは,2005年11月にアユタヤ県のロジャナ工業団地内に設立する。2006年4月に操業を開始し,同年6月には量産体制に入る計画だ。初年度の生産量は月産20t程度だが,2010年には同100t,売上高20億円を目指す。従業員数は,操業開始時点は50人程度で,2010年までに210人に拡大する。