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 アルプス電気の2005年度第1四半期(2005年4~6月)決算は増収増益となった(PDF形式の発表資料)。売上高が対前年同期比10.7%増の1682億4900万円,営業利益は同89.3%増の107億6000万円である。3つの事業部門全てで増収増益を達成した。

 電子部品事業では,前年同期に急落した営業利益が元の水準まで回復した。売上高は対前年同期比8.6%増の957億1300万円,営業利益は同352.9%増の57億4700万円である。キーレス・エントリ・システムやドア・モジュール,車載用センサなど自動車向け部品の販売が好調に推移した。2004年度は顧客の内製化により一時的に売り上げが低迷したハード・ディスク装置(HDD)用ヘッドも,HDD内蔵型DVDレコーダなどの市場拡大を受けて販売数量が回復した。一方,中国PHS市場が縮小したことの影響を受けて,PHS向けの送受信ユニットなどの売り上げは落ち込んだ。

 音響製品事業では,自動車メーカー向けにカー・ナビゲーションなどの販売が好調に推移した。カーナビの純正装着比率が上昇しているため,市販市場は縮小しているが,同社では純正市場へのOEMの比率が高いため,「純正装着比率の上昇は追い風」という。同事業の売上高は対前年同期比12.1%増618億4000万円,営業利益は同10.7%増の33億5500万円だった。

 通期については,売上高6700億円(対前年度比4.1%増),経常利益420億円(同35.7%増),当期純利益165億円(同1.1%増)を見込んでいる。今後の電子部品需要について同社は,「第2四半期は,自動車業界は調整期に入るが,デジタル家電業界ではクリスマス商戦に向けた部品需要が期待できる。HDDの用途が拡大しているため,HDD用ヘッドの需要も今後も堅調に推移するとみている」としている。

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