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 ニコンの2005年度第1四半期(2005年4~6月)決算は大幅な増益となった(PDF形式の発表資料)。売上高は対前年同期比13.9%増の1573億9300万円,営業利益は同345.7%増の139億3600万円だった。ハイエンドの一眼レフ・デジタル・カメラの販売が好調だったこと,精機事業における生産性向上などが収益を押し上げた。

 デジタル・カメラの販売台数はコンパクト機を含めて対前年同期比19.5%増の190万台,うち33万台が一眼レフ機だった。コンパクト機,一眼レフ機ともに順調に推移したが,特に一眼レフ機でもハイエンドの「D2x」や4月に投入した「D70s」が予想を上回る売り上げとなり,利益率が上昇した(Tech-On!関連記事1同2)。通期のデジタル・カメラの販売台数は,対前年度比15.0%増の760万台,うち一眼レフ機が160万台になる見込み。デジタル・カメラの販売台数に占める一眼レフ機の販売台数の割合は20%を超える見通しだ。ただし,市場の競争がますます厳しくなり,販売費用などがかさむことから,収益は下期に低下すると同社は予測している。

 半導体用や液晶用の露光装置の需要が堅調で,かつ工期の短縮など生産性の向上が収益改善に寄与していることから,ニコンは通期の業績予想を上方修正した。売上高は前回予想通りの6800億円(対前年度比6.5%増),営業利益は前回予想から30億円上乗せして360億円(同18.0%増)を見込む。

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