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 総務省は,2004年度における電気通信サービスの内外価格差調査の結果を公表した(発表資料)。同省が毎年実施しているもので,東京,ニューヨーク,ロンドン,パリ,デュッセルドルフ,ジュネーブの6都市において,シェアが高い事業者の通信料金を調べた。通信サービスとしてはインターネット,国内電話,携帯電話,国際電話,専用線が対象である。

 ADSLを使うインターネットの常時接続料金(月額)では,ニューヨークの4059円,ロンドンの5023円に対して,東京は2650円~2938円。ちなみに,調査対象6都市の中で最も高額なのはデュッセルドルフで8953円。ブロードバンドが普及しているソウルは,参考資料として4032円と紹介している。

 以上の料金では,通信速度は1.5Mビット/秒~50Mビット/秒とまちまちである。1Mビット/秒当たりの料金で比較すると,格差はぐんと大きくなる。東京におけるソフトバンクBBによる50Mビット/秒のサービスが59円であり,最も安い。この尺度で最も高いのが,ジュネーブで,1Mビット/秒当たりの料金は3428円だった。ソウルも50Mビット/秒サービスがあり,1Mビット/秒当たりの料金は81円で東京に近い水準である。

 こうした結果を基に総務省では,東京のブロードバンド料金が「4年連続で世界的にみて最も低廉な水準」とまとめている。

 このほか,携帯電話では1カ月あたりの通話時間に応じて,37分利用の「低利用者」,106分利用の「中利用者」,315分利用の「高利用者」の3パターンを調べた。低利用者では,6都市での料金は2700円(東京)~3700円(ニューヨーク)と差が大きくないが,高利用者では3700円(ニューヨーク)~1万5000円(ジュネーブ)と差が開く。いずれでも東京の水準は低い部類に入る。

 音声と電子メール,インターネット接続を利用した場合も,低利用者(音声37分,電子メール30通,データ7500パケット),中利用者(音声106分,電子メール100通,データ3万9000パケット),高利用者(音声315分,電子メール300通,データ39万パケット)の3パターンについて調べた。この場合も,音声利用のみの傾向に近く,低利用者について東京はほかの都市とほぼ同じ,高利用者ではニューヨークに次いで安い水準にあるという。