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 デジタルコンテンツ協会は映像,音楽,ゲーム,図書,画像,テキストといったデジタル・コンテンツの動向をまとめた「デジタルコンテンツ白書 2005」を2005年8月11日に発刊する。同白書によれば,2004年におけるデジタル・コンテンツ市場の規模(金額ベース)は対前年比11.1%増の2兆4685億円で,過去最高となった。調査データでは,コンテンツ利用者に対する1年間の売上金額を市場規模と捉えた。

 パッケージ媒体で伸び率が高かったのは販売用DVDやレンタル向けDVDなどで,それぞれ対前年比22.6%増の5174億円,同158.3%増の1227億円だった。インターネットによるコンテンツ利用では音楽配信の伸びが著しく,前年と比べて111.8%増だった。ただし金額ベースの市場規模は36億円で,まだ小さい。オンライン・ゲームは対前年比49.6%増の193億円だった。携帯電話機でのコンテンツ利用では,例えばau端末向けの音楽配信サービス「着うた」「着うたフル」などが牽引し,音楽系コンテンツの市場が同22.5%増の1099億円と規模が拡大した。このようにインターネットや携帯電話網などのネットワークを利用した音楽配信が高い伸びを示しており,CDなどの音楽系パッケージ媒体の低調を補う形となった。

iTMSなどの影響で今年は予測を上回る市場拡大を期待

 デジタルコンテンツ協会は,今後もインターネットや携帯電話網を利用した音楽配信が伸びると見ており,2005年はそれぞれ対前年比136.1%増,同27.3%増を見込む。デジタル・コンテンツ全体の市場規模としては同4.9%増の2兆5900億円と予想した。ただし,今回の予測した市場規模は調査期間の関係で,米Apple Computer, Inc.が日本で始めた「iTunes Music Store(iTMS)」の影響を考慮できなかったという(Tech-On!関連記事1同関連記事2)。同協会ではiTMSのサービス開始で音楽配信サービスの普及に弾みがつくと見る。さらに米Microsoft Corp.の「Xbox 360」など,2005年内にはいくつかの新型ゲーム機が登場するため(同関連記事3同関連記事4),市場規模は予測を上回る可能性があるという。