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左が42インチ型のPDPテレビ「PDP-42HD6」,右が37インチ型の液晶テレビ「LCD-37HD6」
左が42インチ型のPDPテレビ「PDP-42HD6」,右が37インチ型の液晶テレビ「LCD-37HD6」
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ネットワーク・カメラを接続して遠隔地の様子をモニタできる
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 三洋電機はデザインを重視した同社の薄型テレビ「CAPUJO」シリーズとして42インチ型のPDPテレビ「PDP-42HD6」と37インチ型の液晶テレビ「LCD-37HD6」を発表した。いずれも地上/BS/110度CSデジタル放送対応チューナを内蔵しており,同社が2004年8月に発表した42インチ型PDPテレビ「PDP-42HD5」,37インチ型PDPテレビ「PDP-37HD5」の後継モデルという位置づけになる(Tech-On!関連記事1同関連記事2)。PDP-42HD6の価格は59万3250円,LCD-37HD6が同55万6500円。2005年10月21日に発売する。

 両モデルには今回,画質を高めるために新開発の画像処理回路「VISONエンジンHD」を搭載した。機能は主に以下の3つである。(1)2750億通りのガンマ特性の中からシーンに応じて適切な特性曲線を選ぶ「コントラスト・ブースター」。例えば明るいシーンでは,白と黒のコントラストを広げるような特性曲線を選ぶことで,映像のクッキリ感を増す。暗いシーンでは,暗所の階調をきれいに見せる曲線を選択する。(2)字幕の白抜き文字など黒と白の境目の輪郭を強調して見せる「ブラックシャープネス」。(3)水平,垂直,斜めの画素情報を基に映像の鮮鋭度を増す「マルチディレクショナルエンハンサー」。(4)MPEG特有のモスキート雑音を減らす「モスキートノイズリダクション」。さらにパネル・ドライバ回路にはR(赤),G(緑),B(青),C(シアン),M(マゼンダ),Y(黄),肌色の色相,彩度を他の色に影響を与えることなく補正する機能を盛り込んだ。同社は今回のテレビに,スポーツの種類に応じて強調する色や音域を変える「スポーツモード」を搭載しており,このモードで色相,彩度を補正する機能を活用している。

 PDPはALIS方式で,画面画素数は1024×1024。ピーク輝度は1400cd/m2,暗所コントラスト比は3000対1である。液晶パネルの画面画素数は1920×1080,輝度は550cd/m2,コントラスト比は1200対1である(Tech-On!関連記事3)。

デザインは曲線主体から直線主体に

 今回の2機種は,直線を強調した外観形状を採用した。丸みを帯びた外観形状が特徴的な従来のCAPUJOシリーズから見た目を一新している。「画面サイズが大きくなればなるほど,カーブよりも直線を強調したデザインを好む顧客の割合が多い。デザイナーからも,大画面モデルは角形にして高級感を出そうとの話があった」(三洋電機ホームエレクトロニクスグループAVカンパニーテレビ統括ユニット国内テレビBUリーダーの友田宏之氏)。筐体の色も「ホワイト」から「メタリックシルバー」を中心とした。

 三洋電機は,CAPUJOシリーズの第1弾製品群を2004年に発売するにあたり,2004年度の薄型テレビ(液晶テレビとプラズマテレビの合算)の国内販売台数シェアで4%獲得することを目標として挙げていた。実際には国内総販売台数の約300万台に対し,三洋電機の販売台数は約10万台(シェア約3.3%)となり,この目標を達成できなかった。しかし,パネルを外部調達する三洋電機にとって,外観デザインで差異化するという2004年度の戦略は「得るところも大きかった」と,友田氏は主張する。2005年度は,小さい画面サイズのモデルは丸みを帯びた外観,大きい画面サイズのモデルは直線を強調した外観と,セグメントを細分化した戦略で約20万台の販売(同社予測では,薄型テレビの国内総販売台数は500万台弱)を目指すという。