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図1 1Tバイトの容量を備える「DV-DH1000W」
図1 1Tバイトの容量を備える「DV-DH1000W」
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図2 2本のHDTVストリームを束ねてハード・ディスク装置に転送
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図3 2007年には国内のレコーダ市場のうち半数がHDTV対応に
図3 2007年には国内のレコーダ市場のうち半数がHDTV対応に
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 日立製作所は,HDTV映像の番組を2つ同時に録画できる機能を業界で初めて搭載したHDD内蔵DVDレコーダを発売する(ニュース・リリース,図1)。2番組を録画しながら別のHDTV映像の番組を再生することもできる。500Gバイトのハード・ディスク装置(HDD)を2つ搭載した容量1Tバイトの製品を筆頭に,500Gバイト品,250Gバイト品,160Gバイト品を用意する。予想店頭価格はそれぞれ25万円,17万円,15万円,13万円である。2005年9月下旬から順次発売する。2005年度下期で計20万台を売り上げる計画だ。

 「昨今,消費者のニーズが最も高いのが同時録画機能」(日立製作所 デジタルメディア事業部 マーケティング本部 ストレージメディアセンタ ストレージメディア商品企画部 部長の山内浩人氏)と考えた日立製作所は,4機種すべてに同時録画機能を搭載した。地上/BS/110度CSの各デジタル放送に対応したデジタル・チューナと,さらに地上アナログ放送にも対応したデジタル・チューナの2つを備える。

 録画2本,再生1本のHDTVストリームを同時に扱うために,日立製作所はHDDに入出力するデータ・ストリームを制御する技術を開発した(図2)。同社は「CEATEC JAPAN 2004」などで,7本~8本のHDTVストリームをHDDに入出力できるストリーム伝送制御技術を公開しており,この技術の一部を今回の製品に応用したもようだ。

2007年にはHDTV対応機が市場の半分を占める

 日立製作所は,2007年にはHDTV対応機が録画機全体の半分を占めるまでに成長すると予測する(図3)。この市場予測は,日立製作所をはじめとする機器メーカーの切実な願いともいえそうだ。SDTV対応機の市場では価格競争が激化し,利益が得られない状態が続いているためである。同社は,HDTV対応機の普及を収益改善の切り札と見込む。「これからのHDTV対応機は,ただのSDTV対応機の置き換えではダメ。ホーム・サーバ機能や他の機器との連携機能などを載せ,消費者から『これなら高いお金を出せる』と認めてもらえるようにする」(日立製作所 ユビキタスプラットフォームグループ デジタルメディア事業部 ストレージメディア機器本部長 兼 携帯電話本部長 兼 東海センタ長の荻本教夫氏)。