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5Gバイトのハード・ディスク装置を搭載する携帯型音楽プレーヤ「Rio Carbon」
5Gバイトのハード・ディスク装置を搭載する携帯型音楽プレーヤ「Rio Carbon」
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 「DENON」や「Marantz」などのブランドでオーディオ機器を製造・販売するディーアンドエムホールディングス(D&M)は,携帯型音楽プレーヤ「Rio」の事業から撤退することを決めた(発表資料)。2005年9月末に販売を終了する。ユーザーへのアフター・サービスや修理,保証,販売店のサポートなどは従来と同様にD&Mが対応する。

 D&Mは撤退を決めた理由について,「携帯型音楽プレーヤでは規模による市場競争が激化し,価格競争もさらに熾烈化している上に,自社のコア事業であるプレミアムAV事業との戦略的シナジーが少ない」と説明した。携帯型音楽プレーヤの技術を吸収するという当初の狙いは達成できたとする。

 D&Mは,2003年に破産申請した米SONICblue, Inc.からRio事業を引き継いだ。2005年7月にはRio事業で保有する知的財産や技術財産の一部を,携帯型音楽プレーヤ向けSoCなどを開発する米SigmaTel, Inc.に売却するなど,事業縮小の動きを見せていた。SigmaTel社はRioの開発者の大半を受け入れたという。D&MはSigmaTel社への資産売却時に,SigmaTel社のLSIを利用する際に無料でライセンス許諾を受け,MP3関連技術を利用できる契約を結んでいた。Rio事業からの撤退後も,この契約は有効だという。