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 米Gartner, Inc.は,2005年第2四半期の全世界における携帯電話機の販売台数が対前年同期比21.6%増の1億9050万台だったと発表した。1億9530万台を記録した2004年第4四半期に次ぐ記録という。メーカー別には,フィンランドNokia Corp.と米Motorola, Inc.がシェアをさらに拡大し,携帯電話機の世界販売台数に両社が占める割合は49.8%に達した(図)。Nokia社は前年同期から市場シェアを2.3ポイント高めて31.9%としている。

図●携帯電話機の世界市場のメーカー別シェア(2004年第2四半期と2005年第2四半期)

 第2四半期は日本を除く全ての地域で販売台数が増加した。中でも東欧・中東・アフリカ市場では対前年同期比37%増の3360万台と,高い成長率を示している。ロシアやポーランド,ウクライナ,トルコ,ナイジェリアで,携帯電話サービスへの加入者が急増したという。成長率順にみると,次いで,日本を除くアジア太平洋地域が27.5%(4830万台),西欧が9.9%(3740万台),北米が9.4%(3550万台)となっている。

 日本市場の販売台数は,前年同期の1060万台を下回る1000万台にとどまった。ガートナー ジャパンのモバイル/ワイヤレス担当主席アナリストである光山奈保子氏は,「音楽再生機能やフルスペック・ブラウザなどの機能によって買い換え需要を刺激することはできたが,昨年の実績に匹敵するまで市場全体の活性化を進めることはできなかった」とする。日本メーカーでは,三洋電機,パナソニック モバイルコミュニケーションズ,シャープがそれぞれ世界販売台数の第8位,9位,10位につけている。