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 データガレージは,独自調査で集計および算出する半導体BB比(受注額/出荷額)である「DGレシオ」の2005年7月分を発表した。DGレシオは2005年6月の1.08から0.03ポイント改善し,1.11となった。受注は1.22と対前月比0.04の増加,販売は1.22と同0.01の増加となった(Tech-On!関連記事1Tech-On!関連記事2)。

PC向け需要が堅調,ケータイ向けも増加傾向

 7月はDGレシオ,受注,販売額がいずれも6月の状況から回復し,ようやく「半導体・電子部品市場に明るい兆候が出てきた」(データガレージ)。分野別では,6月に調整に入ったPC向けの受注が回復し始めた。1カ月で受注傾向が変化したのは,個人向けのPC需要が堅調なため。携帯電話機向けも,2005年度の世界生産台数が7億6000万台に上るとの予測が部品発注を底上げしており,受注,販売ともに増加傾向にある。民生機器向けも部品発注の動きが出始めているが,これについては,年末商戦向けだけに終る可能性が高く,最終需要の回復を直接示すものではないとしている。

 なお,LSIメーカー各社の2005年度第1四半期(4~6月)決算後のデータガレージの調査によると,毎月同社が発表しているDGレシオと日系LSIメーカーの営業利益には強い相関があることが明らかになった。これにより,DGレシオが各社の業績の先行指標として有効であることを示せたとしている。このため,第1四半期に日系LSIメーカーの業績は不調だったがDGレシオは回復したことから,LSI各社の第2四半期(7~9月)の営業利益は改善すると同社は予測する。「7~9月期が各社の2005年の業績のピークになる可能性もある」(データガレージ)という。

 DGレシオは世界の半導体,電子部品,製造装置,材料メーカー約20社からの聞き取り調査を基に,データガレージが独自に算出している。調査対象としている企業名は公表していない。

半導体市況は緩やかながら回復基調に。
半導体市況は緩やかながら回復基調に。
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DGレシオと日系LSIメーカーの業績は1四半期のずれでほぼ増減の傾向が一致する。2005年第1四半期はDGレシオが回復していることから,第2四半期は各社の業績が回復する可能性が高い。
DGレシオと日系LSIメーカーの業績は1四半期のずれでほぼ増減の傾向が一致する。2005年第1四半期はDGレシオが回復していることから,第2四半期は各社の業績が回復する可能性が高い。
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