液晶ディスプレイは,FPDの中心的な存在であり,現在の情報化社会には欠かせない重要なデバイスである。液晶ディスプレイには,表示デバイスとして必要な様々なパネル技術やプロセス技術が開発され,また低コストで製造していく為の技術革新も継続的に行われてきた。本講演では,液晶ディスプレイの市場・産業の動向も含めて,液晶ディスプレイを作り上げている技術の全容を解説する。
日本アイ・ビー・エム 北原 洋明氏
1.拡大する液晶ディスプレイの市場動向
PC用途,薄型TV,モバイル,プロジェクション,等
2.液晶ディスプレイのパネル技術
構造と動作原理,大画面,高精細化,広視野角・高速応答,モバイル対応,等
3.液晶ディスプレイのプロセス技術
アレイ・セル・モジュール工程,LTPS,大画面用プロセス,
高精細用プロセス,革新プロセス,液晶ディスプレイで使われる部品材料
4.液晶ディスプレイの生産技術
ガラス基板の大型化,投資生産性,製造装置
コスト議論,歩留まり向上(コンタミネーション・コントロール,ESD対策,検査)
工場レイアウト,ガラスのハンドリング
5.液晶ディスプレイ産業論
液晶パネルのトレンド,ガラス基板サイズ,
クリスタル・サイクル,グローバル化
6.今後の展望-液晶ディスプレイが目指す方向-
ユビキタス時代のディスプレイ,多様化への対応
詳細は「FPD International 2005 フォーラム」(セッションG-5)