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 松下電器産業はディスクリート半導体事業を専門に手掛ける新会社「パナソニック半導体ディスクリートデバイス(Panasonic Semiconductor Discrete Devices Co., Ltd.:PSCDD)」を設立する。

 松下はこれまで,小信号トランジスタ,バリキャップ・ダイオード,パワー・トランジスタなどのディスクリート半導体の開発と製造を,松下電器産業半導体社と東洋電波,松下電子応用機器および鹿児島松下電子の四社で行ってきた。今回,東洋電波と松下電子応用機器を合併し,開発と製造および販売の機能をPSCDDに移管する。

 PSCDDは東洋電波および松下電子応用機器の部品事業,マグネトロン事業,表示機器事業など,ディスクリート半導体以外の事業も引き継ぐ。ただし,ディスクリート半導体のうち,高周波GaAs素子,レーザー搭載ホログラム・ユニット,スイッチング電源用半導体素子については,引き続き松下半導体社が手がける。また,受光素子,赤外LED,フォトカプラなどの光部品は,鹿児島松下電子(2005年10月1日にパナソニック半導体オプトデバイスに改名)が担当する。