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シマンテック代表取締役社長の杉山隆弘氏
 シマンテックは,個人向けインターネット・セキュリティ・ソフトウエア群「ノートン」シリーズの最新版を,2005年10月14日より順次発売する。

 今回発表したのは,「ノートン・インターネットセキュリティ 2006」「ノートン・アンチウイルス 2006」「ノートン・パーソナルファイアウォール 2006」の3製品。コンセプトは,「シンプルで使いやすく,ダウンロード後にはユーザーがほとんどセキュリティのことを気にしなくていいような製品」(代表取締役社長の杉山隆弘氏)と言い,ノートン2006シリーズの3製品には,いずれも「Norton Protection Center」と呼ぶ機能を搭載している。


ノートン2006シリーズ

 Norton Protection Centerは,インターネット全般に関するセキュリティ情報を一画面に表示させる機能。複数のWWWサイトやソフトウエアのインタフェース画面を行き来する手間を省くことを目的に,セキュリティ情報を一元的に確認できるようにした。セキュリティ上の問題が発生するとポップアップ画面が現れてユーザーに解決を促す。


Norton Protection Center画面


Symantec社のLaura Garcia氏
 最新版のもう1つの大きな特徴は,スパイウエア対策を強化したこと。スパイウエアとは,個人情報を収集するアプリケーション・ソフトウエアのうち,悪質なものをいう。米Symantec Corp.のLaura Garcia-Manrique氏(コンシューマプロダクト&ソリューション 製品管理担当シニア・ディレクター)は,「金銭詐取を目的としたスパイウエアが急増する一方,こうしたスパイウエアは,ユーザーが望んで利用するアプリケーションとの区別がつきにくい側面がある」と,対策の難しさを語る。同社では,独自のスパイウエア評価基準を設け,危険性の度合いで「高」「中」「低」に分類している。インターネットセキュリティ 2006やアンチウイルス2006では,「高」とされたものが検出された場合は自動的に削除し,「中」「低」と判断したものについてはユーザーに存在を知らせる仕組みを採っている。

 同社は同時に,パソコンのデータのバックアップをとるソフトウエア「ノートン・ゴースト」の最新版を発表した。バックアップをとるタイミングをあらかじめ設定しておけば,自動的にパソコンの全データのバックアップ作業をスケジュールの通りに行う。