ダイムラー・クライスラー日本は2005年10月4日、新型「Sクラス」を7年ぶりに全面改良し、発売した。ボディサイズを拡大し、快適性を増した上で、新たな安全技術を導入したのが特徴。
新型Sクラスは2005年6月に欧州で発表され、9月12日から開かれたフランクフルト・モーターショーで初公開された。欧州での納車は9月20日前後からで、日本では10月下旬に納車が始まる予定。
![]() 図1◎新型「Sクラス」を発表するダイムラー・クライスラー日本のハンス・テンペル社長 |
導入したのは排気量3.5LのV6エンジンを搭載する「S350」、同5.5LのV8エンジンを搭載する「S500」、ロングホイールベース版の「S500ロング」の3車種。これに加えて、スポーティな外観とし、マッサージ機能付き後席シート、夜間視認装置「ナイトビューアシスト」などを加えた特別仕様車「S500ロングAMGスポーツエディション」を300台限定で販売する。
価格はS350が987万円、S500が1260万円、S500ロングが1396万5000円、同AMGスポーツエディションが1600万円。
なお、今回発表会場に展示されたクルマはいずれも左ハンドルであり、右ハンドルについては生産の開始時期が遅れるため、2、3カ月後の導入となる。
ボディサイズは全長5075(S500ロングは5205)×全幅1870×全高1485mm、ホイールベースが3035(同3165)mm。従来モデルに比べて全長で30(同40)mm、全幅で15mm、全高で40mm、ホイールベースで70(同80)mm拡大しており、室内空間に余裕を持たせた。
![]() 図2◎リアビュー |
![]() 図3◎排気量5.5LのV8エンジン |