米Warner Bros. Entertainment Inc.,ワーナー エンターテイメント ジャパン,NTT,NTT西日本,東宝の5社は,デジタル・シネマのネットワーク配信実験「4K Pure Cinema」を2005年10月22日~2006年8月31日に実施する。画質,運用体制,セキュリティ,ネットワーク配信や劇場運営のコストを検証するのが目的である。
実験では,ハリウッドの映画スタジオからネットワーク経由で日本の上映館に配信する。配信する映画は,米DCI(Digital Cinema Initiatives)が2005年7月に定めた規格に基づいており,今回の実験では4K規格(4096×2160画素)および2K規格(2048×1080画素)の両方で上映する。第1弾はティム・バートン監督の「コープス・ブライド」, 続いて11月26日からは「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」を上映する。
上映館は東京の「VIRGIN TOHO CINEMAS 六本木ヒルズ」「シネマ メディアージュ」と,大阪の「TOHOシネマズ高槻」。NTT西日本の大阪データセンタが暗号鍵を生成し,上記の3劇場に配信する。