米国防関連機関であるDARPA(Defense Advanced Research Projects Agency)は,カリフォルニア州南東部のモハベ砂漠で行なわれていた完全自律走行車によるレース「Grand Challenge 2005」において,5台が完走したことを発表した( ホームページ)。Grand Challengeは昨年初めて開催されたが,昨年は完走車がゼロだった。DARPAは,「ロボティックスの研究開発において驚異的な進捗があった」と完走車を称えている。
優勝したのは米Stanford Universityのチームで,優勝賞金は200万米ドル。全長131.6マイルのコースを,6時間53分58秒で走りぬけた。完走したのはこのほかに,米Carnegie-Mellon Universityの2台と米Oshkosh Truck社など。DARPAは戦闘地域での無人装甲車などを実現する自律コンピューティング技術の研究を促進する目的で,Grand Challengeを主催している。