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 エレクトロニクス機器開発などを手掛ける三菱電機エンジニアリングは,同社の「大規模FPGAボード」と接続することでNTSCとDVIの画像処理をリアルタイムに実行できる,「NTSC/DVI入出力ボード KAC-03A-DBG」を9月12日より発売する(プレスリリース)。価格は,20万7900円(税込み)。

 従来の画像処理機器といえば,デジタルDVI信号の処理を行う機能のみというのが一般的で,アナログNTSC信号の場合は一度デジタル化する必要があった。同製品は,「大規模FPGAボード」に接続することで両方の信号にリアルタイムな対応を可能にする。

 「大規模FPGAボード」は,2004年4月1日に発売した2ギガバイトの大容量メモリを搭載したFPGAボード。プログラミングにより,ASICの開発や画像処理等の各種アルゴリズムの検証,遺伝子解析,構造解析などの大量データを高速に検証することができる。従来,パソコンのハードディスク等に格納して行っていた画像処理も,「大規模FPGAボード」を利用することでリアルタイムな実行や再生が可能になる。
 
 なお,「NTSC/DVI入出力ボード」には,画像データの入出力回路等のサンプル回路プログラムが組み込まれている。煩わしかったこれら画像関係の回路設計を容易にし,システム構築の省力化を図ることができるようになる。

日経ボード情報