横河電機は,温度や圧力,流量,化学成分量といったデータを記録するペーパーレスレコーダ「DXAdvancedシリーズ」を2005年11月9日に発売する。内部メモリーの容量は,従来機比約170倍の200Mバイト。ラインアップは,5.5インチ型の画面を持つ「DX1000」と,10.4インチ型の画面を持つ「DX2000」で,それぞれ「DX100」「DX200」の後継機種に当たる。チャンネル数を増やしたほか,データ収集/記録に掛かる時間を縮めることで,例えば高周波加熱装置の制御信号の監視にも使えるなど,適用範囲を広げた。価格は,DX1000が35万円(税別)からで,DX2000が55万円(同)から。
制御信号の最大入力チャンネル数は,DX1000が12で,DX2000が48。DX2000はさらに,拡張ユニットを使うことで348まで増やせる。測定速度は従来の5倍に高まり,最速で25m秒間隔で測定する。そのため,これまでより詳細に監視できる。
そのほかには,予め警戒値を設定しておくと,それを越えたときの測定データを赤色で表示する機能を搭載。監視しやすくした。さらに,表示頻度の高い画面を登録できる機能も採用した。これによって,見たい画面をすぐに呼び出せる。オプションで,USBインタフェースを搭載できる。データをUSBメモリーに保存したり,キーボードを接続して,画面上の測定データにコメントを加えたり,といった使い方も可能だ。
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