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NTT東日本の「フレッツフォン VP1000]
NTT東日本の「フレッツフォン VP1000]
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 NTT東日本は,同社のテレビ電話端末である「フレッツフォン VP1000」を利用して,NTTドコモの「FOMA」対応の携帯電話機との間でテレビ電話できるサービスを始めた(発表資料)。対象は,NTT東日本の光ファイバによるアクセス回線「Bフレッツ」を使う電話サービス「ひかり電話」の利用者であり,付加サービスの1つとして提供する。料金は,VP1000からFOMAが1分当たり31.5円,FOMAからVP1000が3分当たり15円。

 NTT東日本は今回のサービスを始めるために,同社のIP(internet protocol)による幹線網とFOMA網と接続するためのゲートウエイ装置を開発した。この装置は,IPと携帯電話内の回線接続用プロトコルを変換する機能があり,これにより相互の電話番号をダイヤルするだけで通話できるようにした。この接続形態は,「1レグ接続」と呼ばれるものである。同社によると,従来のパソコンと携帯電話期間のテレビ電話サービスは「2レグ接続」であり,ゲートウエイ装置の番号と通信相手の端末番号を続けてダイヤルする必要があった。

 同社は,ひかり電話網のUNI(user network interface)を順次公開することにしており, 開示が進むことによってVP1000と同等の端末や,同社のネットワーク機能を利用した端末やサービスを開発できる可能性がある。