ロンドン,ヒューストン,シンガポールに拠点を持つICIS-LOR社の世界DRAM価格調査によると,アジアのスポット市場における256MバイトDIMM(Dual Inline Memory Module)の2005年11月25日までの30日間(10月27日~11月25日)移動平均価格は,PC2100が19.29米ドル,PC2700は38.21米ドルになった。同様に512MバイトDIMMは,PC2100が36.65米ドル,PC2700が38.21米ドル,PC3200が37.45米ドルだった。前週(11月18日までの30日間移動平均)と比べると,256MバイトDIMMのPC2100は-3.81%,PC2700は-2.58%,512MバイトのPC2100は-4.00%,PC2700は-2.58%,PC3200は-3.74%だった。
DIMMの2005年11月25日までの30日間移動平均スポット価格は,アジアと欧州で下落が続いた。しかし,台湾DRAMメーカーは生産設備の投資に積極的で,2006年も2005年並みの投資を続ける見込みだ。韓国や欧米のDRAMメーカーがNAND型フラッシュ・メモリの生産設備など他の半導体向け投資に注力するのとは対照的だ。
表●DRAM代表品種の2005年11月25日までの30日間(10月27日~11月25日)移動平均価格(ICIS-LOR社調べ) | ||||||||||||||
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注)対前週比は2005年10月20日~11月18日の30日間移動平均価格との比。
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地域別のDIMM(512Mバイト品,PC3200)価格の推移(~2005年11月25日,ICIS-LOR社調べ) |