![]() 工学系研究科長の平尾公彦氏 |
新専攻は東大大学院の既存の専攻と同等の扱いとし,2年生時に修士論文の発表と審査を行う。カリキュラムの3本柱は「技術開発学」「経営科学」「知的財産経営学」。専攻長に就任する六川修一教授は,「アイデアや知識を『技術』にしていくための技術開発学を柱に据えるところが他大学のMOT教育との相違点」と話す。技術開発のノウハウを中心とした授業を行うことで,経営学が重視されがちなこれまでのMOT教育と差異化を図る。
初年度の入学試験は2006年2月20日~22日に実施する。定員は修士課程12名,博士課程6名。次年度以降は修士課程28名,博士課程16名の予定だ。試験科目は英語(TOEFL-ITP),専門科目の筆記試験/小論文,口述試験の3つ。「社会人にも挑戦してもらいたい。知識ではなく思考力を問う試験にするつもり」(六川氏)という。